St. Petersburg Philharmonic Orchestra
(サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団)
2008年録音(ライヴ)
レーベル:Signum
2010年上半期の5つ星を見ても、ショスタコーヴィチが目立ちますが、昨年末あたりからショスタコーヴィチは良く聴いていますね。
でも、持っているCDはかなり少なくて、「レニングラード」も今回買ったこのアルバムとヤルヴィ&スコティシュ・ナショナル管のものしか持っていません。
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
オーケストラにとっては完全に地物の楽曲ですが、必要以上に力の入っていない、或る意味余裕の演奏かもしれません。
スペキュタクラーな側面も持つ曲ですが、敢えてそこに焦点を合わせる事無く、ショスタコーヴィチ独特のアイロニーにも言及しない、「楽しめる楽曲」としての「レニングラード」を披露している気がします。
スケール感はかなり感じられ、ややゆっくり気味のテンポで進められる演奏には、ライヴにありがちな疵もありません。
ショスタコーヴィチの楽曲を引き立てる高い緊張感は余り感じられませんが、ゆったりと聴ける仕上がりだと思います。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
昨今のライヴ録音としては聴衆ノイズやステージノイズは聴こえる方だと思います。
左右上下への広がりは十分で、奥行き感もしっかりあり、明瞭過ぎない定位が、コンサート会場(ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールだそうです)で聴いているかのような気分にさせてくれます。
グランカッサ(大太鼓)の響きなどには部屋の空気を揺るがす波動も感じられ、コントラバスやチェロの低域にも量感が感じられる録音ですが、タイトさや切れは今一歩だと思います。
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