弦楽四重奏曲 第 9番 ト短調 D.173
弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」 D.810
2009年録音
レーベル:La Borie
演奏 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
ハイドン、モーツァルトの四重奏曲でとても素晴らしい演奏を聴かせてくれたモザイク四重奏団の新譜はシューベルトです。
9番と14番とではかなりアプローチが異なり、ともにモザイク四重奏団の新たな一面を感じる演奏です。
第9番は、敢えてインテンポな流れで、デュナーミク(強弱の変化ないし対比による音楽表現)も控えめな、全体的に淡泊な印象を受けます。
それでもモザイク四重奏団の清楚さを感じさせる響きは、シューベルトの楽曲に彼らなりの魅力を与えています。
対して14番「死と乙女」は、かなり熱気溢れる情熱的とさえ言える演奏で、当然アゴーギク(テンポやリズムを意図的に変化させることで行う、音楽上の表現)やデュナーミクの振幅は広いです。
淡泊な演奏、情熱的な演奏と言う、モザイク四重奏団の新しい顔を垣間見たような気がします。
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
録音の印象も9番と14番とで異なります。
若干控えめな残響と、こじんまりした音場再現と感じる9番に対し、14番は残響も十分左右への十分な広がりが感じられるスケールj感豊かなものです。
ただ、どちらも少し低音の量感が低く(特に9番)、古楽器だと言う事を考えてももう少し朗々たるチェロの響きを楽しみたいとも思いますが、実在感は十分感じられる録音で、特にヴァイオリンには繊細な表現が感じられます。
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