Mosolov, Alexander Vasilyevich (1900-1973)

アレクサンドル・モソロフは、20世紀のソビエト連邦の作曲家。ロシア・アヴァンギャルド音楽の重要人物の一人として著名。

作品は、破壊主義や機械崇拝を実現するものとしてしばしば言及されとりわけバレエ音楽「鉄鋼」(1927年)から抜粋された管絃楽曲「鉄工場 Zavod 」(1928年)は、世界的に演奏された。

しかしながら1937年、「反ソビエトのプロパガンダ」を理由に逮捕され、8年間にわたって白海運河建設現場での強制労働に送り込まれ、その後、グリエールとミャスコフスキーの奔走かなって、奇跡的に生還することができたが、健康は失っており、作品の上演は当局によってたいてい否定され、モソロフが復権するのは、死後まもなくのことだった。(Wikiより)


cogito ergo sum Dmitry Yeremin (vc)

Alexander Titov指揮

St. Petersburg State Academic Symphony Orchestra

(サンクト・ペテルブルク交響楽団)


2009年録音

レーベル:Northern Flowers







演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


Wikiの解説とは違い、アヴァンギャルドな印象は殆んどなく、破壊主義や機械崇拝も感じられません。

ショスタコーヴィチをかなりロシア風土豊かにして、背景にはブルックナー的な純朴さ、素朴さを持たせたような楽曲で、とても素晴らしいと感じます。

チェロ協奏曲は、20分弱の3楽章構成の短いものですが、疲弊した戦場を想わせる第1楽章、ロシアに訪れた遅い春を感じさせる第2楽章、そして勝利の行進のような第3楽章と、情景が浮かんでくる楽曲です。

協奏曲と言うより、チェロを語り手とした短い交響詩のような印象がありますね。

交響曲はとても素晴らしい楽曲です。

木琴、鉄琴、チェレスタ、ハープ、ピアノと、かなり多彩な楽器も登場します。

4楽章構成は、Largo⇒Largo⇒Largo⇒Allegroとなっていて、一般的な交響曲の構成から考えるといびつに見えますが、聴いていると違和感はなく、美しい旋律や、多彩な楽器による旋律やリズムの見事な描き分けが楽しめます。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


レーベル:Northern Flowersの「戦時の音楽シリーズ」はどれも録音も素晴らしいです。

通常のCDフォーマットですが、とても見通しが良くて奥行き感も抜群です。

定位も明確で、音の粒立ちも切れも上々で、低域にはしっかりした量感とタイトさがあります。

各楽器の音色には十分な潤い感もあり、編成は小さなオーケストラと思われますが、音に豊かさを感じます。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)


明日はNで始まる作曲家です。


どうでもいい情報ですが、私の苗字は野上と言いますので、Nな訳で...。

何気なしに「野上」で画像を検索してヒットしたのが、野上 美咲さん

かなり可愛いですよね、残念ながら親戚ではないと思うんですけどね...。

(画像は勝手に拝借してます、怒られたりして...。)

cogito ergo sum