cogito ergo sum 2010年5月29日

開場17:15 開演18:00

兵庫県立芸術文化センター
KOBELCO大ホール

指揮:エサ=ペッカ・サロネン


Salonen - へリックス

Tchaikovsky - ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 ヒラリー・ハーン (vn)

Sibelius - 交響曲 第 2番 ニ長調 作品43


サロネン&フィルハーモニア管+ヒラリー・ハーン!

かなり期待もしますし、待ちに待ったコンサートでした。


へリックスはサロネンの自作自演となりますが、はっきり現代音楽で、少し難解な感じもありました。

サロネンは作曲家としても評価が高いとどこかで読んだ記憶があるのですが、残念ながら私には余り馴染めるような楽曲ではなかったかな...。


ハーンをソリストに迎えてのチャイコフスキー。

ある意味私にはこれがメインでしたが、来日公演初日と言うこともあってか、全体的には有機的な響きのまとまり、結びつきが完成されていない印象でした。(コンサート全体の印象です)

とてもデリケートに大切に演奏しているのは伝わってくるのですが、ハーンもオケも、まだまだ本調子とは言い難く、ヴァイオリンの響きとオケとの調和もですが、オケの中でも木管群は少し浮いている感じもしました。

それでもハーンのヴァイオリンはさすがだと思わせるものがあり、印象的だったのはどんな一音も大切にしっかりと弾いている処でした。

全体的には少し遅めのテンポ設定で、デュナーミク(音の強弱の変化ないし対比による音楽表現)やアゴーギク(テンポやリズムを意図的に変化させることで行う音楽表現)の幅が広い演奏でした。

その幅の広い演奏を試みたことが、本調子でない状態を顕わにする結果ともなっていましたが、それでもオケもハーンも熱演と言って良い演奏だと感じました。


アンコールは、ハーン自ら「バッハのブーレです」と日本語で紹介してくれましたが、これもハーンらしい全ての音符を丁寧に大切に演奏しているバッハでした。(無伴奏パルティータ第3番のブーレ)

余談ですが、ハーンの声って結構可愛かったです。


シベリウスの第2交響曲は逆に若干早めと思われるテンポ設定に感じましたが、ここでも特徴的なのはデュナーミクの幅の広さで、特に弱奏時の消え入りそうなまでの音量での演奏は、一流オケでなければ完成できない響きを感じられましたし、オケのメンバーも楽しみながら、そして一生懸命音楽を伝えようとしている姿勢を見せていました。


アンコールは2曲

シベリウスの

『ペレアスとメリザンド』から「メリザンドの死」

『カレリア 』から「行進曲」

を演奏し、これでヴァイオリン協奏曲がシベリウスだったらオール・シベリウス・プログラムでしたね。


演奏会後にはハーンのサイン会があったので、しっかり並んでサインを貰っちゃいました。

普通、CDはHMVでしか買わないのですが、サインをしてもらうために、ハーンの新譜、チャイコフスキーのコンチェルトを含むアルバムをここで購入して、ジャケットにサインを頂いて帰りました。


ニコニコ笑って、日本語で「ありがとうございました」って言ってくれたのですが、何故か照れてしまってちゃんと顔を見られなかった...。

ジャケットはクール・ビューティーな印象の写真が多いハーンですが、実施にはかなり気さくで可愛い感じでしたよ。


プログラムにもサインを頂きましたが、これは一緒に行った連れに頼んで貰ってもらいました。

サイン会は一人1点だったんで...。


さて、明日からはアルファベット・シリーズをやってみます。

作曲家をアルファベット順に聴いてゆこうと思います。

初日の明日は、Aで始まる作曲家です。