cogito ergo sum Charles Dutoit指揮

Orchestre symphonique de Montréal

(モントリオール交響楽団)


パントマイム音楽 「中国の不思議な役人」 作品19 Sz.73

1993年録音

管弦楽のための2つの肖像 作品5 Sz.37

弦楽のためのディヴェルティメント Sz.113

1991年録音


レーベル:London



演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


「中国の不思議な役人」は、ストラヴィンスキーの「春の祭典」のイメージがそこはかとなくありますね。

あれほど大胆でダイナミックではないものの、バルトークにも躍動的な独特のリズムがあり楽しめます。

デュトワ&モントリオール響の演奏も、端正で立派な演奏ですが、「中国の不思議な役人」ではもう少しはじけた方が聴いていて楽しいのかも知れません。

対して2つの肖像、弦楽のためのディヴェルティメントは、その端正さがとても美しい響きを織り成しており、バルトークに時折感じられる「トゲ」の様なものを感じさせない流麗さです。


貸出試聴機、Esoteric P-03+D-03で聴いていますので、録音評価はいつも以上にあてになりません!!


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ヤバイです、ヤバ過ぎます...、と言ってもこのアルバムの録音がじゃありません。

P-03+D-03は、聴き込めば聴き込むほど、現在の私のSACDプレーヤーX-03SEとはレベルが違います。

こんなんで聴いちゃったら、全部5つ星になっちゃいます...、ので割引して4つ星です...。

というより、P-03+D-03の評価と割り切って書いた方が良さそうな気がします。


とても深い奥行きに、切れのある立ち上がりが鮮やかで、バルトークを十分楽しませてくれます。

特に弦楽器の質感はとても上質で、素晴らしい見通しの良さを伴っていますので、楽器の数が分かるかのようです。

低音もタイトに、そして豊かに潤いを湛えた表現で、知性を感じさせる録音だと思います。

2つの肖像とディヴェルティメントは完璧だと思えますが、中国の不思議な役人に関しては、強奏時のトゥッティでは、少し閉塞感があるいと言うか、若干の見通しの悪さが感じられます。


残念ながらこのアルバムは廃盤のようです...。