cogito ergo sum Ensemble Calliopée


ピアノ五重奏曲 H.287

弦楽五重奏曲 H.164

2008年録音

レーベル:Alpha

フランスの室内アンサンブルのEnsemble Calliopéeによるマルチヌーの室内楽曲集のDisk2です。

アルバムはCD2枚組です。(1枚のCDは片面がDVDのDualDiskです)

Martinů - 弦楽三重奏曲 第1番 / 室内音楽 第1番

もご参照ください。


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


マルチヌーの魅力はその楽想の多彩さにもあるような気がします。

いきなり現代音楽コテコテの打撃系の響きから始まるピアノ五重奏曲ですが、第3楽章はリチャード・クレイダーマンばりのピアノ・ソロから始まるなど、聴いていて飽きません。

付属のDVDを見たのですが、1枚目に収録されている三重奏曲は80年も行方不明になっていたものが、偶然コペンハーゲンの図書館で発見されたもので、このアルバムが世界初の録音となっているようです。

だから、このアルバムのジャケット・タイトルは『H.136』なんですね。(弦楽三重奏曲の作品番号)

(DVDは基本フランス語で英語字幕も出ますが、字幕の移り変わりが早すぎて読み切れません...)


演奏そのものもほとばしる熱気を強奏時には感じさせるもので、迫力すら感じさせます。

しかしながら、微弱な表現をしなければならない場面での安定性、或いは奥深さはやはり今一歩のように感じます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


高い温度感を持つ録音で、室内楽曲なのに音が視覚化して迫ってくるかのような迫力すら感じます。

質感、実在感もかなり高く、定位も明確で音の粒立ちも並のCDフォーマットではありません。

もう殆んど5つ星なのですが、敢えて奥行き感に若干の物足りなさを感じますので、4つ星にしておきます。

が、かなり優れた録音です。


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