cogito ergo sum Ivan Klánský (p), Kocian Quartet


ピアノ五重奏曲 第 2番 H.298

2007年録音

ピアノ五重奏曲 第 1番 H.229

ピアノ四重奏曲 H.287

2008年録音


レーベル:Praga





演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


マルチヌーは私にとってはまだまだ馴染みの薄い作曲家で、交響曲などはどうもピンと来なかったのですが、室内楽曲は何故かとても心地よく聴く事が出来ます。

最初の五重奏第2番など、楽曲を途中から聴きだしたかのような唐突な印象を受ける始まりで、対称的に終楽章はまだまだ続きがありそうなのに、「あれ?」って感じで終わってしまいます。

因みに五重奏第1番も、意図的な中途半端な終わり方で、何やら作曲者の遊び心を感じます。

現代音楽の様相もあるのですが、チェコの素朴さと、何となくお洒落なフランス風の雰囲気が絶妙にブレンドされているような感じを受ける楽曲が、何やら私には新鮮で楽しめる感じです。

演奏にも繊細さと楽しさが感じられ、ピアノのクーランスキーが見事にコチアン四重奏団を統率している印象もありますが、「統率」という言葉の持つ「支配的な」印象ではなく、楽しみながらも中心的な役割を上手く演じていると感じます。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


とても高い実在感が感じられる録音で、正に手に触れられるかのような響きの質感を楽しめます。

SACDならではと言うか、フォーマットの実力を如何なく発揮していると思います。

微細な表現や躍動感あるリズム、そして鮮やかさも特筆できるも素晴らしい録音だと思います。


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