cogito ergo sum Denis Matsuev (p)

Yuri Temirkanov指揮

St. Petersburg Philharmonic Orchestra

(サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団)


Tchaikovsky - ピアノ協奏曲 第 1番 変ロ短調 作品23

Shostakovich - ピアノ協奏曲 第 1番 ハ短調 作品35


2006年録音

レーベル:RCA


ショスタコーヴィチ評盤記Ⅱ で取り上げられていた1枚です。


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星は満点です)


ベートーヴェンの皇帝とともに、最も有名なピアノ協奏曲の1つがチャイコフスキーの第1番ではないかと思います。

が、私は今までこの曲のCDを買った事がなく、カップリングのショスタコーヴィチ聴きたさに購入しました。

チャイコフスキーのピアコンをちゃんと聴くのは初めてでしたが、中々楽しめる楽曲ですね。

冒頭が余りに有名過ぎて、ちょっと「濃い」イメージも持っていましたが、ここでの演奏には「濃さ」は余り感じません。

ショスタコーヴィチの演奏ともども、堂々とした力強さを感じますが、端正で洗練された印象も受けます。

特にショスタコーヴィチでの演奏は、快走と言って良いほどのテンポ設定ですが、この楽曲の新しい側面を見せてくれるような、ダイナミックで彫の深い演奏です。

オケの演奏も超一流を感じさせ、ピアノとの調和も抜群です。

マツーエフの洗練されたテクニックにも感銘を受けます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星は満点です)


低音域にはタイトでソリッドな量感が感じられ、音の見通しも凄く良い感じです。

定位も奥行き感も良好で、CDフォーマットとしてはかなり優秀な録音だと思います。

ピアノへのフォーカスも絶妙で、オケとの溶け合うような調和を感じさせる場面も印象的です。

マツーエフのピアノにも十分な質量感が感じられます。


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