cogito ergo sum Otto Klemperer指揮

New Philharmonia Orchestra(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)


原典版


1967年録音

レーベル:EMI







演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


9番とは異なり、オケのアンサンブルは悪くはありません。

多少乱れを感じる場面もありますが、大きく気になるような事はなく、骨太で巨大な構築物を観ているような感覚です。

ただ、余りにも力技過ぎて、金管の咆哮は「うるさい」と紙一重と感じる処もあり、セクションごとに大胆に変わるテンポや、くどいほどの旋律の浮き彫りが...。

9番の時にも感じましたが、余りにくどいフレージングに、冗長な印象さえ受ける演奏です。

どうも私にはクレンペラーの演奏は好印象ではありません...。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


低域に確かな量感がありますが、バランスを崩しているほどではありません。

アナログ録音ですからテープヒスノイズもありますが、それより気になるのはステージノイズで、指揮棒が譜面台に当たるのか、「カツン」という響きが何回か明瞭に録音されていている処ですね。

潤い感が少ない録音である事も、楽曲を冗長に感じさせる一因かもしれません。

少し聴き疲れを感じさせる録音とも思います。


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