Otto Klemperer指揮
New Philharmonia Orchestra(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)
原典版
1967年録音
レーベル:EMI
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
9番とは異なり、オケのアンサンブルは悪くはありません。
多少乱れを感じる場面もありますが、大きく気になるような事はなく、骨太で巨大な構築物を観ているような感覚です。
ただ、余りにも力技過ぎて、金管の咆哮は「うるさい」と紙一重と感じる処もあり、セクションごとに大胆に変わるテンポや、くどいほどの旋律の浮き彫りが...。
9番の時にも感じましたが、余りにくどいフレージングに、冗長な印象さえ受ける演奏です。
どうも私にはクレンペラーの演奏は好印象ではありません...。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
低域に確かな量感がありますが、バランスを崩しているほどではありません。
アナログ録音ですからテープヒスノイズもありますが、それより気になるのはステージノイズで、指揮棒が譜面台に当たるのか、「カツン」という響きが何回か明瞭に録音されていている処ですね。
潤い感が少ない録音である事も、楽曲を冗長に感じさせる一因かもしれません。
少し聴き疲れを感じさせる録音とも思います。
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