弦楽四重奏曲 第 5番 Sz.102
弦楽四重奏曲 第 6番 Sz.114
2006年録音
レーベル:Harmonia Mundi
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
バルトークの弦楽四重奏曲は、やはり現代音楽を感じさせ、その分高い緊張感やアグレッシブさを伴う鋭敏な演奏が多いのではないかと予想します。
ここでの演奏にもそのような側面を感じる事は出来ますが、単にそれだけではない懐の深さがあると思います。
演奏の、そして本質的には楽曲の奥底にある柔らかな安らぎを、そこはかとなく伝える演奏です。
私は詳しくはないのですが、アルカント四重奏団はとても豪華なメンバーで構成されているらしく、それは各員の自信漲る演奏からも納得できます。
その自信、そして楽曲に対する理解と愛着から、演奏を楽しんでいる様子も覗われ、それが懐の深さに結びついているのかも知れませんね。
バルトークの弦楽四重奏曲なのに、何かしら微笑みを感じます。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
とても立派に響きが広がる録音で、定位はそんなに明瞭ではないのですが、音色の鮮やかさや音の粒立ちはかなり良好です。
エッジの効いた音色と言うより、木質系の安らぎを背景に持つ鮮やかな響きを感じさせます。
音そのものには、闊達に飛び跳ねるような躍動感があり楽しめますが、迫ってくるような高い実在感ではなく、洗練された潤いと残響が売りの録音かなとも思います。
(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)
