4つの前奏曲 作品5
24の前奏曲 作品38
6つの前奏曲とフーガ 作品61
2007年録音
レーベル:Naxos
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
カバレフスキーは子供のための優れたピアノ曲を多く残しているらしいので、ピアノを演奏される方にはお馴染みの作曲家なのかもしれませんね。
ショスタコーヴィチと同世代のソ連の作曲家ですが、私には余り「ソ連」しているようにも感じられませんし、「ロシアの大地の土の香り」が漂っているとも思いません。
かなり意外にもフランスものっぽい印象(フランスものも良くは分かっていませんが...)も見え隠れする、少しお洒落な感じさえします。
ブラジル生まれのピアニスト、アレクサンダー・ドッシンは、多彩な音色を繰り出すようなタイプではなく、どちらかと言うと優しいモノトーンの響きが特徴のようにも感じます。
一音一音を丁寧に、そして確かな質量を感じさせるピアノの響きには、決して不快ではない湿度も感じられます。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
かなり明確な定位で音場を再現しており、高音は左に、低音は右にとしっかりした存在感を感じさせる録音です。
低音部の明確なリズム、旋律が特徴的なカバレフスキーの前奏曲集ですが、それを十分楽しめます。
震える低音弦の波動が伝わるようなリアリティは低いかも知れませんが、華美でない穏やかな響きがありますので、落ち着いてアルバムを楽しめる雰囲気を与えてくれます。
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