cogito ergo sum Daniel Müller-Schott (vc)

Christoph Eschenbach指揮

NDR Sinfonieorchester(北ドイツ放送交響楽団)


Schumann - チェロ協奏曲 イ短調 作品129

R. Strauss - チェロとオーケストラのためのロマンス ヘ長調 AV75

Volkmann - チェロ協奏曲 イ短調 作品33

Bruch - チェロと管弦楽の為のコル・ニドライ 作品47


2007年録音

レーベル:Orfeo



演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


コル・ニドライ以外はすべて初めて聴く楽曲ですが、北ドイツ放送響の伴奏にもゆとりと潤いが感じられ、ロマン派のチェロと管弦楽のための楽曲を集めたアルバムですから、とても聴きやすい印象です。

ダニエル・ミュラー=ショットのチェロの響きも美しく、テクニック的にも上手いんだろうとは思うのですが、コアな部分に何かしら物足らなさを感じてしまうのも事実です。

音色や響きには十分以上の仕上がりを感じるのですが、訴えかけるものが足りないと言うか...。


ローベルト・フォルクマン(1815-1883)はドイツの作曲家でシューマンより5歳年下です。

シューマンやブラームスとも親交があったらしいですが、ここでの協奏曲にはブラームスの交響曲を彷彿とさせるようなシンフォニックな様相が感じられ、楽曲としてはシューマンのものよりは出来が良いと感じます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


通常のCDフォーマットですが、素晴らしい見通しを感じさせる録音です。

音の粒立ち、輪郭とも良好で、低域には豊かに響くタイトな実在感があり、チェロの低音弦の朗々たる響きも見事です。

全体にお洒落な印象すら感じられる録音で、奥行き感こそSACDなどには及びませんが、かなりの優秀録音と思います。


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