ウォニー・ソン (p)
2009年1月29日(金)
開場:18:00 開演:19:00
ザ・シンフォニーホール
Tchaikovsky - バレエ組曲 「白鳥の湖」 作品20より ワルツ
Rachmaninov - ピアノ協奏曲 第 2番 ハ短調 作品18
Brahms - 交響曲 第 4番 ホ短調 作品98
ラトビア国立交響楽団はどちらかと言うと小さめの編成のように感じます。
コントラバスは6本で、大阪シンフォニカーとか関西フィルとかと同規模かなって感じです。
ところがその音色には深みがあり、特に弦は豊かさを感じさせます。
ラフマニノフの協奏曲でそれは強く感じました。
少しゆったり目のテンポで進められ、バルト海の鉛色をした海の様な弦の音色には、深みがあります。
(バルト海なんか実際には見たことないんですけど...)
堂々としたオケの演奏に対し、ピアニストのソンは少し力量不足というか、迫力不足というか...。
テクニック的には凄そうなんですが、ピアノ協奏曲なのに、ピアノの存在感が低い演奏でした。
ただ、全体に暗さを脱しきれない演奏で、第2楽章の仄かに甘く香る旋律でさえ、冬の海のような重さを感じました。
編成に似合わず、濃厚濃密な印象だったラフマニノフでしたので、ブラームスにはかなり本格重量級の演奏を予想したのですが、これがはっきり期待を裏切る軽めの演奏...。
始まった途端に、今までの濃厚さを脱ぎ捨てたかのような軽めの響きで、淡々としているとさえ感じました。
決して悪い演奏ではなく、一生懸命さと真摯さは感じられましたから、不満は特にはないのですが...。
ただ、かなりのハードスケジュールでのツアーのようで、疲れが見えたのも事実です。
時折縦線が合わないとか、バランスが崩れているようにも思いましたが、基本的な技量は低くはない感じです。
西本智実さんは、それでもエネルギッシュな指揮ぶりでしたが、オケがそれに十分には付いて来れていない感じがしましたし、特にブラームスでは指揮をちゃんと見ているようにも感じられなかったり...。
アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第1番。
海外オケのコンサートでこの曲はアンコール曲として超定番ですね。
