ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
14のカノン BWV 1087
1976年録音
レーベル:Denon
演奏 ![]()
![]()
(評価は5つ星が満点です)
ゴルトベルク変奏曲はかなりユニークな演奏で、HMVの解説によると、あのグレン・グールドの演奏に勝るとも劣らない感動を与える高橋悠治の代表作として語り継がれている名演だそうですが...。
確かに、演奏時間は36分強と、驚異的に早く、後半の変奏曲は超絶技巧かと思うほどの疾走です。
イメージなのですが、手で人型を真似る時、人差し指と中指で足を模しますよね、右手で人を真似たその姿を「右手君」と呼ばせていただきますが、その右手君が主旋律を鍵盤の上で跳んだり跳ねたり踊ったり、全力疾走したりして演奏しているいる情景が目に浮かびました。(いやぁ、またまた分かり難いイメージでスミマセン...)
その右手君、決してすらっとした長い指を足にしているのではなく、どちらかと言うとちょっと深爪で太くて短めの指なんです、イメージとしては...。
その右手君があの超絶的な早さで鍵盤の上を走りまわり...。
ただ、表現がかなり淡々としているので、感動とかは余りないんですけど、私の感受性が低いんでしょうかね...。
でもかなり面白みは感じる演奏ではあります。
シンセサイザーを使った14のカノンは完全にお遊びで、様々な音色を工夫しながら非常に短いカノンを演奏します。
76年当時としてはかなり斬新で、研究を重ねた結果の音色なのかも知れませんが、今となっては安いおもちゃの楽器でさえもう少しましな音色じゃないかと感じる次第です。
録音 ![]()
![]()
(評価は5つ星が満点です)
ライナーノートによると、荒川区民会館での録音との事ですが、イメージとしてはとても狭いスタジオで、コンサートグランドではなく、ハーフグランドで演奏された録音のように感じます。(イメージ先行で重ね重ねスミマセン)
響きはそれなりに美しいのですが、左右や上への広がりは余り感じられません。
角の取れたとても丸みのあるピアノの響きには、程良い落ち着きが感じられるので、かなりユニークな演奏なのですが違和感を強く感じる事がありません。
ただ、録音としては優秀録音とは言えないのではないかと思います。
(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)
