cogito ergo sum Dennis Russell Davies指揮

Bruckner Orchester Linz(リンツ・ブルックナー管弦楽団)


1877年ノヴァーク版第2稿


2005年録音(ライヴ)

レーベル:Arte Nova







演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


かなりユニークにも感じますし、版の問題か、聴き慣れていない印象さえ受けます。

結構早目に始まる第1楽章、終盤にはたたみかけるような怒涛の巻きが入る感じです。

対してスケルツォはかなり遅く、鈍重な感覚を否めません。

全体的にスケール感と重量感を得ようとしている演奏のように感じ、それはある程度成功もしていますが、深さを得るところまでは到達出来ていないと思います。

ライヴの一発録りのようですが、その割には目立ったほつれもなく、アンサンブルにも破綻を感じさせる部分はありません。ただ、終楽章になると、さすがにトランペットは少し疲れているのかなと感じる場面も...。

だた、思いのほか興味深い演奏でもあり、このような試みを持った録音は歓迎したいと私は思います。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ライヴ録音ですが、聴衆ノイズやステージノイズはかなり微小なレベルと思われ、楽曲を楽しむに問題はありません。

少し平面的な音場再現で、低音域には量感はあるものの、少し締りが足りないとも思われますが、定位はすっきり明瞭で、左右の広がりにも不満はありません。

音の立ち上がりや粒立ちは並レベルですが、ライヴにしては見通しは良い方だとも思います。


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