cogito ergo sum The Hilliard Ensemble


1993年録音

レーベル:ECM


fairchild670さん がブログで取り上げられていたので聴いてみました。






演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


オルランド・ディ・ラッスス(1532頃-1594)は16世紀のヨーロッパでは最も有名で最も影響力を振るった作曲家だそうで、2000余りの作品を書き、ミサ曲だけでもほぼ60曲が完全に現存しているのだそうです。(Wikiより)

このような楽曲に対して星を付けるのはちょっと躊躇われる気がしますが、備忘録なので...。


まさに「ポリフォニー」をたっぷりと満喫できる楽曲、演奏です。

イギリスの男声カルテットのヒリアード・アンサンブルも初めて聴いたのですが、完璧とも思えるアンサンブル。

詳しい事や難しい事は分かりませんが、カテドラルに響き渡るアカペラのポリフォニーをたっぷり味わう事が出来ます。

ヨーロッパって500年も前からこんな音楽で満たされていたんだなぁと思うと、感慨もひとしおです。

天上の音楽という印象ではなく、地上の人の持つ素晴らしさを感じる楽曲、演奏です。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


とても高い天井のカテドラルでの演奏を思わせる録音です。

驚くほど豊かに響く残響の余波が、小さく波打ちながらゆっくりと足元まで伝わってくるかのような感覚で、清澄な雰囲気に満ちています。

4人の音場そのものは中央に集まり気味ですが、とにかく響きが芳醇ですので、不自然さがありません。

ブレス音さえ音楽の一部と感じられる仕上がりですが、それ以外のノイズが全く感じられない事も素晴らしいです。


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