cogito ergo sum András Schiff (p)


2001年録音 (ライヴ)


シフにとって20年振りの2度目のゴルトベルク変奏曲の録音だそうです。

クレジットによると、2001年10月30日コンサート・レコーディングとありますので、通しの一発録音かも知れません。





演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


とても素晴らしい演奏で、シフらしい柔らかに微笑むバッハを感じさせます。

軽快で快速とさえ言える演奏とも思いますが、清澄でありながらも深遠な音楽です。

第11変奏あたりからは仄かな熱気が現れ始めますが、決して情熱的になり過ぎるとか、響きに乱暴さが表れる事もありません。

最終変奏ではかなりの盛り上がりを感じさせますし、かなり速い演奏と思える部分もありますが、バッハの素晴らしさを再度教えてくれるような時間を過ごせます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


深めのメイプルイエローを感じさせる背景に、潤いたっぷりに響き渡るピアノの音が心地よいです。

ライヴ録音ですが、聴衆ノイズは殆んど感じられません。

決して残響が少ない方ではないのですが、音の粒立ちも良好です。

左右へも綺麗に響きが広がって、かなり優秀なピアノのライヴ録音だと思います。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)