cogito ergo sum Georg Tintner指揮

New Zealand Symphony Orchestra(ニュージーランド交響楽団)


1995年録音










演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


少しゆっくり目のテンポ設定と感じられますが、清楚で丁寧な演奏と思います。

抑制も効いていて全体に清々しさを感じさせますが、オケの技量はメジャーなオケには劣る感じです。

最終楽章はそんなには感じませんが、他の楽章では遅めのテンポで聴かせるには、少し各楽器の音色に魅力が足りないような気もしますし、その意味でも少し平板さを感じます。

左右にヴァイオリンを配置し、チェロは中央、コントラバスは中央やや左にと、特に第1楽章などでは効果的な弦の配置で、これは聴いていてかなり気持ち良いです。


ティントナーはロイヤル・スコティッシュ管やアイルランド国立響ともブルックナーを録音して、全集を完成させているんですね。

ニュージーランド響との6番は、オケの技量的に私には余り好感触ではなかったのですが、彼の他のブルックナーも聴いてみたいと思わせる演奏でもあります。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


残響が全体に潤い感を与えていて、心地よい聴き応えです。

定位も不自然さのない範囲で明瞭で、弦の配置がちゃんと効果的に録音されていると思います。

音の立ち上がりや粒立ちは今一歩で、鮮やかさは余り感じられませんが、リラックスして聴ける録音だと思います。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)