NDR Radiophilharmonie Hannover
(北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団)
交響曲 第 1番 ハ長調 作品9
序曲 ニ長調
交響曲 第 4番 ハ短調 作品23
2004年録音
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847)はオランダの作曲家で、「オランダのベートーヴェン」と呼ばれていたそうです。(HMVサイトより)
確かにベートーヴェン(1770-1827)と同一世代ですが、楽曲は遥かに古典的な感じがします。
モーツァルトの交響曲を骨太にして重量感を与えたような印象で、後のロマン派の先駆けのような試みもあるようには感じられますが、全体的には、もさっとした雰囲気がなくもないです。
重量感のある様式美が基本にあると感じますが、痛いような暗さなどはない交響曲です。
録音 



(評価は5つ星が満点です)
これ以上、一体何が必要?
と思ってしまうほどの録音で、これほどまでに凄い録音は久しぶりに聴いた気がします。
SACDハイブリッド盤ですが、恐ろしいまでのリアリティ、臨場感があります。
コントラバスやティンパニの波動が感じられる好録音は他にも多いのですが、全ての楽器に波動が感じられるような録音には恐れ入りました。
ここまで来ると、背景の静寂感などと言う言葉は意味を持たないレベルで、まさにそこにオーケストラが突如現れたかの如き空間再現ですから、背景には静寂ではなく、リアルな雰囲気が感じられます。
ハイブリッド盤なので、CDのフォーマットでもさわりだけ聴いてみましたが、CDフォーマットでも十分な好録音です。(こんな事するのは初めてなんですけどね)
それもでやはり奥行き感や温度感、音の質量感などはSACDには及びません。
派手な楽曲でもないのにオーディオファイルを歓喜させる超弩級の録音だと思います。
(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)
