cogito ergo sum Olivier Cazal (p)


1995年録音



フランス人ピアニスト、カザールのプーランクのピアノ作品集のVol.3です。








演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


本当は哀しみも抱えているのに、そんな素振りは露程も見せず、おどけて見せたり、ふざけてみたり。

とてもセンスの良いお洒落なユーモアに溢れているけど、時折見せるナイーヴな横顔ははっとするほど美しい。

大人の女性がつい魅かれてしまう様な、そんなフランスの青年を思わせるような楽曲です。

えっ、そこでそんな和音?!

そこでそう転調する?!

と、新鮮な感覚もありますが、決して不快ではなく、とても洒脱な印象です。

良くは分かってはいませんが、フランスのエスプリとでも言いましょうか...。

技巧的には分かりませんが、日本人には中々表現できないようなセンスで展開されるカザールのピアノは、プーランクの世界をとても上手く表現している気がします。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


程良い残響と、輪郭のはっきりした粒立ちの良いピアノの音色が楽しめます。

少し音場が中央に集まっている気もしますが、ブリリアントな感覚もある録音で、背後の静寂感も十分です。

低音弦の震えも時折は感じられますが、全般的には実在感は高くはなく、リアルさよりもセンスの良さを感じます。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)


☆。:゚・。ともこ。・゚:。☆さん、CDをご紹介いただいてありがとう!

教えて頂かなければ、聴く事のなかった作曲家でしたね。

他の作品も今後聴いてみますね。