2009年録音
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(評価は5つ星が満点です)
カナダのヴァイオリニスト、ジェイムズ・エーネスのヴァイオリンの響きは、とても力強くもしなやかです。
技巧的にも何の不安もない演奏ぶりですが、単に技巧が凄いだけではない感じです。
半分くらいは単なる曲芸的な楽曲にしか感じられない24のカプリースですが、エーネスは自らの超絶技巧の披露を超えて、曲芸のような楽曲に価値を与えるべく、溢れる自信と漲る情熱で取り組んでいるようで、ほぼそれは成功もしていると思います。
第6番のように、どうしようもない楽曲もありますが、(ホント、聴いててイラッとします、第6番!)78分もあるこのアルバムを、飽きさせることなく聴かせるその力量は大したものです。
これだけの難曲ですから、余計な音を鳴らしてしまうこともありそうですが、そのような音も聴こえてきません。
使用しているヴァイオリンは、1715年製のストラディバリウス、Marsickらしいです。
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
たっぷりの残響に包まれまがらも、タイトでソリッドな力強いヴァイオリンの響き。
個々の音の輪郭は明瞭ですが、それらが艶やかに、滑らかに響き渡る録音で、無伴奏ヴァイオリンの録音としては最上の出来栄えでなはいかと思います。
不必要な音は一切聴こえず、必要な音のみが美しく伸びやかに聴こえる素晴らしい録音です。
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