cogito ergo sum 指揮:リッカルド・シャイー

アラベラ・美歩・シュタインバッハー (vn)


2009年11月1日(日)

開場:18:15 開演:19:00

京都コンサートホール


Mozart - ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216

Mahler - 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」


京都コンサートホールは2度目です。

去年の富士電機スーパーコンサート、コンセルトヘボウ管のコンサート以来ですが、いつも足を運んでいるザ・シンフォニーホールよりも音の響きが良い感じです。


シャイーのコンサートは3度目です。

好きな指揮者の一人ですが、特別に足を運んでいる訳ではなく、ま、偶然ですけどね...。


アラベラ・シュタインバッハーは1981年生まれで、ドイツ人の父と日本人の母を持つ女性ヴァイオリニストです。

小編成の弦楽陣をバックに演奏されたモーツァルトのコンチェルトですが、小編成なのに豊かで厚みのあるオケの響きにまずは感心しました。

シュタインバッハーのヴァイオリンも、優雅で品のある響きで、使用楽器は日本音楽財団から貸与されている1716年製ストラディヴァリウス「Booth」だそうですが、洗練された美音を感じさせる演奏で、テクニックにも何ら不安も感じさせません。

アンコール曲として、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から第3楽章を演奏してくれましたが、これまた流麗で素晴らしかったです。

丁度、彼女のアルバムを2枚注文していて、まだ未着ですけど、楽しみと期待が高まりました。


メインの「巨人」、恐らくマーラーの交響曲でコンサートで演奏される機会が最も高いものですが、私にとってもこれまた3回目のコンサートでの「巨人」でした。

シャイーの操るゲヴァントハウス管の響きはとても有機的で、人の持つ肌の暖かさを感じさせるような演奏でした。

ツアーの疲れからか、時折ほつれが感じられる場面もありましたが、全体としてはとても心の込められた響きに満ちており、世界の一流オケの演奏を堪能する楽しさを十分味わいました。


特にトランペットの首席奏者の演奏は素晴らしく、弱音から強奏まで、とても安定感がある美しい響きが印象的で、演奏後の各奏者への拍手の際にも、他の奏者に比べてひときわ大きな拍手が贈られていたと思います。


次のコンサートは11月20日の大フィルの定演です。

ショパンのピアノ協奏曲第2番とショスタコーヴィチの第10交響曲ですが、余り聴き込んでいないので、これからちょっと集中的に聴かなくては...。