cogito ergo sum Marcolini Quartette


弦楽四重奏曲 ニ短調 作品74-3

弦楽四重奏曲 イ短調 作品103-3

弦楽四重奏曲 ヘ長調 作品19-2


2008年録音


フランツ・クロンマー(1759-1831)はボヘミア出身のウィーンの作曲家です。

モーツァルトと同世代で、HMVのサイトによれば、当時は高い支持を得ており、数多くの作品を残しているそうです。



演奏 ☆☆ (評価は5星が満点です)


楽曲そのものは、HMVに記載があるように古典派らしい親しみが持てる中に、何か愛らしさも感じられるものです。

ニ短調などはドラマティックな展開から始まり、昔していたチェコレートのCMをイメージしたりもします。

(具体的にどんなCMだったかは思い出せないんですけど...)

ただ主旋律は第1ヴァイオリンが延々と担当する処もありますので、少し芸がないと言えば芸がないです...。

しかし決定的に演奏がダメだと思います、はっきり下手なんじゃないかと...。

マルコリーニ四重奏団のメンバーは古楽器オーケストラであるコンチェルト・ケルンのメンバーらしいですが、音程が不確かに感じられる処があったり、息も余りあっているとは感じられません。

何より各楽器の音色が美しくないので、折角の弦楽四重奏が楽しめないです。

収められている楽曲の内、ニ短調 作品74-3とイ短調 作品103-3は世界初録音と記載されていますが、録音としてクロンマーの楽曲を紹介するには力量不足じゃないでしょうかね...。

モザイク四重奏団が演奏したら、そりゃもう素晴らしいアルバムになったでしょうに...。


録音 ☆☆☆ (評価は5星が満点です)


録音はそんなに悪くないと思います、というか良い方かも知れません。

残響は少し長めで、背景には潤いのある静寂を感じられます。

しかし、音の輪郭は余り明確な方ではなく、響きが美しくない事もあって、強奏部分では少しガチャガチャした印象さえ受けてしまい、聴いていてイラッとする事も...。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)