cogito ergo sum Claudio Abbado指揮

Berliner Philharmoniker(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)


1993年録音(ライブ)










演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


アバドには派手さはないのですが手堅いと言うか、安心して聴ける処がありますね。

そこを物足らないと感じるか、安定感と感じるかは好みの問題でしょうが、私には好感が持てる指揮者の一人です。

マーラーの交響曲の中で、或る意味最も有名なのはこの5番かも知れませんが、アバドが振ると普通以上に取っ付きやすい感じがします。

全体的に交響曲としての構成美がしっかりしていると思いはしますが、マーラー独特の支離滅裂さを部分的にはやはり感じてしまうのですが、まだまだマーラーを良く分かっていませんね、私...。

それでも、派手さに囚われない、或いはアダージェットでも耽美さに溺れないアバドの演奏は良いなぁと思います。

ライブ録音ですが破綻を感じる部分もなく、鼻につくようなヴィルトゥオーソさをベルリンフィルから感じる事もないですね。

聴きやすいのですが、奥深さも足りないような...。

やっぱり良く分かっていませんね...。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


悪い録音ではありません。

ライブですが聴衆ノイズは数か所僅かに感じる程度で、全く問題になりません。

しかし、やはり90年代のCDフォーマットでは、音場が平板に感じられる事は否めず、潤い感や音のホグレ具合も足りない気がします。

グランカッサ(大太鼓)の強打などにも迫力はあるのですが、全体的に実在感が薄い感じがします。


現在も販売されていますが、SACDハイブリッド盤でも販売されているみたいです。


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