1999年録音
ショスタコーヴィチはピアノの名手でもあり、第1回ショパン・コンクールで入賞もしているんですね。
この24の前奏曲とフーガは、第1回国際バッハ・コンクールの審査員として参加した際に、多くのバッハ演奏に触れたこと、又、優勝したソ連のピアニスト、タチアナ・ニコラーエワの演奏に深く感銘を受けた事がきっかけとなり作曲したとの事です。(Wikiより)
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(評価は5つ星が満点です)
いいです、とても良いです![]()
20世紀最大最高の作曲家との評価もあるショスタコーヴィチですが、この24の前奏曲とフーガを聴くと、さもありなんと納得できます。
とても多彩な曲想で構成されていて、、バロック様式、古典派、ロマン派、そしてショスタコーヴィチ独特のリズムと少しコミカルな旋律と、2時間22分を超える演奏時間ですが、全く飽きさせる事のない楽曲が並びます。
ただ、全体的には、意外なほどロマンティックな楽想を印象付けるものが多く、交響曲などからは余り想像出来ないんですが、ショスタコーヴィチってかなりナイーブでロマンティストだったんじゃなかろうかとも感じます。
シチェルバコフの演奏も素晴らしく、基本は柔らかな木質系、ウォールナットの手触りに、微かに温かみのある響きを感じますが、楽曲に合わせて透明度を高めたり、重厚さを備えたりと、これまた多彩です。
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
派手さはなく、低音弦の響きが伝わってくるような実在感もありません。
しかし、とても落ち着きのある響きが心地よいです。
楽曲に応じた響きの広がりや質量感が感じられる録音で、或る意味奥深い印象を受けます。
冬の良く晴れた日、周りは雪に包まれていますが、天候は穏やかです。
暖炉の炎が静かに温もりを与えている書斎で、木目の美しいハーフグランドで演奏されるショスタコーヴィチの24の前奏曲とフーガを聴かせてもらっている...みたいな雰囲気に浸れます。
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