cogito ergo sum Thomas Dausgaard指揮

Danish National Symphony Orchestra

(デンマーク国立放送交響楽団)


2007年録音


トーマス・ダウスゴーとデンマーク国立放送響によるルーズ・ランゴーの交響曲全集のDisk1です。

(全集はSACD7枚組です)



ルーズ・ランゴー(1893-1952)はデンマークの後期ロマン派の作曲家です。

当時としては急進的な作品を書いた事により生前は理解されず、没後16年経ってようやく認知されるに至ったとのことです。(Wikiより)


演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


16曲の交響曲を残しているランゴーですが、この第1交響曲が一番長く、1時間を超える大作です。

他の交響曲は短いものが多く、第1番だけが特別なのかもしれません。(まだ他を聴いていないので...)

私からすると、急進的な作品とも思えず、スケールが大きい、いかにも後期ロマン派的な楽曲に感じられます。

ブルックナーやマーラーに似ている部分は少なく、逆に後期ロマン派ですが、ブラームスから、独墺的な骨太さを抜き取り、北欧風の暗さを味付けしたようなイメージです。

違和感は少ないですが、少し冗長な感じがする事も確かです。

演奏に関しては、弦楽群にもう少し艶と滑らかさが欲しい気がしますが、全く馴染みのない楽曲ですが、手堅くまとめている気はします。

その意味では第2番以降の短い楽曲を聴き進めるのが楽しみでもあります。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SACDハイブリッド盤です。

聴き始めた最初は、SACDにしては少し見通しが悪い感じがしましたが、聴き進めるとイメージが変わり、最終楽章などはとても良い録音と感じられました。

オーディオ機器は十分温まっていたはずでしたが、ちょっと不思議ですね。

比較的長い残響が残りますが、各楽器の音色はとても明瞭で、定位もしっかりしています。

特に低音域の豊かでありながらも明確な輪郭をもった響きには、さすがSACDと感じさせるものがあります。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)


私が購入したのはボックスセットですが、第1交響曲のみのSACDハイブリッド盤も販売されています。

cogito ergo sum