cogito ergo sum 指揮:クラウス・ペーター・フロール

ワディム・レーピン (vn)


2009年9月8日(火)

開場:18:00 開演:19:00

ザ・シンフォニーホール


Smetana - 連作交響詩 「わが祖国」より 交響詩「モルダウ」

Brahms - ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

Dvořák - 交響曲 第 9番 ホ短調 「新世界より」 作品95 B.178


7月11日以来のコンサートです。

夏場はクラシックのコンサートは激減ですもんね。






「モルダウ」では、かなり全体のまとまりが悪い感じで、特筆できるのはトライアングルがかなりの音量で鳴らされていた事で、モルダウがあんなにトライアングルを用いていたとは...と思わず新たな発見でしたが...。

逆に2台のハープは殆んど存在感がなく...。


ソリストにレーピンを迎えたブラームスのヴァイオリン協奏曲、フル編成のままのオケの伴奏に、レーピンは決して負けてはいない感じでしたが、オケとの息が余りあっているとは感じられませんでした。

技量的には全く不安のないレーピンでしたが、特に第1楽章では、時々音程が少しズレているように感じられ、「あれあれっ」ってな感じです。

第2楽章~終楽章になるにつれ、音程は安定してきたように思われましたが...。

アンコールにはジュナンのヴェニスの謝肉祭を演奏してくれました。

弦楽四部のピチカートを伴奏に、かなりの超絶技巧を披露。

元々はヴェニスの有名な民謡を元にしたフルート用の変奏曲らしいです。


「新世界」は高校生の時に良く聴いた交響曲で、或る意味私のクラシック原体験を形成する楽曲です。

当時はクラシック音楽が特別好きだった訳ではないのですが、一時期は(かなりの期間)新世界の第1楽章を目覚まし代わりに鳴らして起きる生活をしていました。

それ以降は余り聴く事のなかった曲で、恐らくは25年振りくらいに今回聴きましたが、若い頃に聴き込んだ楽曲は、やはり細部まで結構覚えていましたね。

肝心の演奏は、一番の出来栄えとは思いましたが、時々音を外すホルンと、ソロで音を少し裏返してしまったクラリネット、細部のアンサンブルの乱れなど、問題点が多かったですね。


ただ、全体的な印象としては、一生懸命丁寧に演奏している感じでした。

それは良く感じられたので、決して不満ばかりが残るコンサートではありませんでした。

が、やはり個々人の技量、各楽器の音色は余り美しいと言えるものではなく、まとまりも今一歩。

演奏にメリハリがなく、「切れ」が感じられませんでした。


アンコールには、ブラームスのハンガリー舞曲の第5番と第6番を演奏してくれました。

正直、この2曲が一番出来が良くて、指揮者もオケのメンバーも、とても楽しそうに演奏する姿が印象的でした。


コンサートってやっぱり楽しいですね。