Mariss Jansons指揮
Royal Concertgebouw Orchestra
(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)
1878-80年第2稿 ノヴァーク版
2008年録音(ライブ)
ブルックナーの3番&4番を収めたアルバムのDisk2です。
Disk1 Bruckner - 交響曲 第 3番 ニ短調 「ワーグナー」
もご参照ください。
演奏 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
マリス・ヤンソンスはコンセルトヘボウ管の首席指揮者に2004年から就任しているそうです。
学生の頃から、私の一番好きなオケはコンセルトヘボウ管だったのですが、ヤンソンスはコンセルトヘボウ管の響きを明るく、洗練されたものに変容させているような気がします。
勿論、悪い意味での変容ではなく、明るく洗練されていても、コンセルトヘボウ管独特の響きを生かしながら、少し今風に、都会的になった感じです。
ここでの演奏も、恐らくは超弩級の名演として絶賛されるのではないかと感じる程の完成度。
ライブですが綻びはどこにもなく、確かな技量に裏付けされたスケール感豊かな演奏で、細部への配慮も感じられます。
迫力も相当ですが、単なる迫力ある演奏に終わることなく、ブルックナーの演奏にとって要の一つである全体の構成美を何一つ損なわないのも素晴らしいです。
なんですが...。何かが足りない感じがするのは、私だけかも知れませんが...。
ブルックナーの楽曲にある深遠さ、人間という存在を凌駕したような自然の偉大さが感じられないような気がします。
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
SACDハイブリッド盤です。
各楽器の存在感も明瞭で、見通しも良い録音です。
第2楽章のピチカートも、この上ないほど美しい粒立ちで、潤い感も抜群です。
迫力ある強奏時のトゥッティ(全合奏)では、少しばかり音場が潰れる気がしますが、、上方向への伸びやかさも十分で、ティンパニの打撃が部屋の空気を揺るがすのが実感できる録音です。
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