cogito ergo sum 大植 英次 指揮

NDR Radiophilharmonie

(ハノーファー北ドイツフィルハーモニー管弦楽団)

交響曲 第 3番 変ロ短調 「レーニンのためのレクイエム」 作品22

The Choir Of Hungarian Radio(ハンガリー放送合唱団)

2002年録音

交響曲 第 4番 ハ調 作品54

2001年録音

大植英次&NDR放送管のカバレフスキー交響曲全集のDisk2です。(全集はCD2枚組)

Dsik1 Kabalevsky - 交響曲 第1番 / 第2番

もご参照ください。


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


「レーニンのためのレクイエム」は、なんとも勇壮で重厚な音楽です。

さすがソ連政府御用達の作曲家といった感じで、レクイエムと言うよりレーニンを讃える楽曲のように聴こえます。

合唱が含まれる楽曲で、歌詞の内容は分かりませんが、堂々たる歌いっぷりでもあります。


第4交響曲は、カバレフスキーの交響曲の中では最も長く、41分12秒あります。

交響曲としては取り立てて長い楽曲ではありませんが、彼の場合、この全集では

第1番:19分35秒(2楽章構成)

第2番:25分37秒(3楽章構成)

第3番:19分07秒(2楽章構成)

第4番:41分12秒(4楽章構成)

となっており、最も変化に富んでいて、それまでの経験から得たものを余すことなく投入したような感じです。

基本にはカバレフスキー特有の打撃系のリズムがあるのですが、木管やピアノの音色が、少しばかり色彩感を与える結果となっていて、個人的にはかなりの秀作と思います。

ただし、演奏はやはり少し控えめな印象がありますね...。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


程良い広がりと、タイトな低音が好ましい録音ですが、Disk1同様、余り鮮やかとは言えないかも知れません。

録音も控えめな印象があり、もう少し目を見張るような音の立ち上がりや粒立ちの良さが欲しい気がします。

それでも打撃系のリズムの要となるグランカッサ(大太鼓)やティンパニ、木琴などの打楽器群の響きは明瞭で、カバレフスキー独特の世界を堪能できます。


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