Russian National Orchestra(ロシア・ナショナル管弦楽団)
交響曲 第 5番 ニ短調 「革命」 作品47
交響曲 第 9番 変ホ長調 作品70
2006年録音
演奏 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
最近お気に入りのロシア・ナショナル管ですが、やはり技量的にはかなりの高さを感じます。
ただし、第5交響曲の演奏は、少しあっさりしていると言うか、ショスタコーヴィチがこの曲に込めたと勝手に想像している苦悩や重みを感じる事ができません。
一方、第9交響曲はかなり立派な演奏で、意図的に滑稽さを盛り込んだと思われるこの楽曲を、正々堂々たる交響曲として認識させるかのようなものがあります。
第二次世界大戦後に最初に発表された第9交響曲は、ソ連当局からはベートーヴェンの第九に匹敵するような戦勝の楽曲を期待されていたらしいですが、皮肉を込めて、その期待をはぐらかすかのような楽曲に仕立てられていると感じます。
が、それでも交響曲として立派な作品なんだと改めて感じられる好演で、第9交響曲だけなら5つ星ですね。
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
SACDハイブリッド盤です。
SACDならではの、自然な音場再現と見通しの良さで、定位もかなり明確です。
音の粒立ちも上々ですが、第5交響曲では少し弦と金管群とのバランスが悪く、かなり立派に咆哮する金管群に比べて、弦の厚みや潤い感が足りない感じも否めません。
第9交響曲は、ともてスケール感豊かで、弦にも十分な厚みと潤いが感じられます。
録音も第9交響曲だけなら5つ星なんですけどね...。
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