cogito ergo sum 五嶋 龍(vn)

Jakub Hanfa(concert master)

Sinfonia Varsovia(シンフォニア・ヴァルソヴィア)


Vivaldi - ヴァイオリン協奏曲集 「和声と創意への試み」 作品8

Paganini - 「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」 による変奏曲 ト長調 作品9

Paganini - 「うつろな心」 による序奏と変奏曲 作品38

(パガニーニの楽曲はヴァイオリン独奏です)


2009年録音


親愛なるブロガーさんからプレゼントして頂いたCDです。ラブラブ


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


五嶋龍(1988-)は、五嶋みどり(1971-)の弟ですね。(大きなお世話ですが、親子に近いくらい年齢違いますね)

私には悪い先入観があって、日本人のアルバムを買うことが殆んどないのですが、やっぱりそれは悪い先入観でしたね。

「和声と創意への試み」は、いわゆる「四季」ですが、ここでの演奏は実に現代的な、或いは都会的なセンスに溢れるもので、お洒落な感じさえしますが、決して悪い意味ではありません。

五嶋龍のヴァイオリンは、とても滑らかで伸びやか、そして若々しく溌剌としたものです。

Jakub Hanfaがコンサート・マスターとしてクレジットされていますが、五嶋龍がバックのオケを引っ張っているように感じられ、全体に演奏を楽しんでいる様子が伺えます。


パガニーニの楽曲は、「どうやって弾いているんだろう」と思わせるような、超絶技巧の連続ですが、五嶋龍は破綻するどころか、楽しんでさえいるかのように弾いている感じです。

テクニック的にも非凡であることを証明している演奏ですが、楽曲的にはどうなんでしょうね。

個人的には、まさに曲芸としか感じられません...。

特に13分以上もある 「うつろな心」 による序奏と変奏曲 は「凄いのはもう十分分りましたから...。」って感じです。シラー


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SHM-CDです。

Super High Material CDは、通常のCDのフォーマットで作られていますので、普通のCDプレイヤーで聴くことができます。

従来よりも透明度の高い液晶パネル用のポリカーボネート樹脂を素材として使用しており、より忠実にCD信号をCDプレーヤーのピックアップが読み取れるため、高音質CDと言われています。(Wikiより)

自分で購入するのは殆んど輸入盤ですので、SHM-CDは初体験でした。ニコニコ

(SHM-CDは国内盤しかないと思います。)


潤いのある静寂から鮮やかに立ち上がる響きが素晴らしく、音の粒立ちも広がりも良好です。ニコニコ

編成以上に厚みを感じさせるオケの響きも美しく、五嶋龍のヴァイオリンも適度にフォーカスされています。

低音域も量感豊かに弾んでいて、これ以上ボリュームが大きいとバランスを崩してしまうぎりぎりと思いますが、低音好きの私にはとても心地よいです。

通常のCDと聴き比べていないので、SHM-CDのなせる技なのかどうかはわかりませんが、CDフォーマットとしては、非常に優れた録音と思います。


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