Concentus Musicus Wien(ウィーン・コンツェンントゥス・ムジクス)
Arnold Schoenberg Chor(アーノルド・シェーンベルク合唱団)
Barbara Bonny(S)
Elisabeth von Magnus(A)
Uwe Heilmann(T)
Gilles Cachemaille(Bs)
ミサ・ソレムニス ハ長調 K.337
聖体の祝日のためのリタニア 変ロ長調 K.125
レジナ・チェリ ハ長調 K.276(312b)
1992年録音
演奏 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
モーツァルトの珍しい宗教曲が集められたアルバムです。
「切なる願い」という意味のギリシア語に由来するリタニアは、1人の先導者が主なる神や聖母マリアなどに賛美の言葉をもって呼びかけ、その1句ごとに会衆が「われらを憐れみ給え」といった折返し句をもって応えるという、応答形式による祈祷であり、箴言的な祈求からなるものだそうです。
レジナ・チェリとは、「天の元后」という意味で、キリスト復活時の聖母マリアの喜びを記念する聖歌だそうです。
(双方ともネットで調べました、便利ですよね、インターネット
)
声楽ソリストにはもう少し清楚で大人な感じのする歌を期待したいのですが、ちょっとオペラっぽい歌い方に聞こえるところもあります。しかし、小編成の古楽器で奏でられる宗教曲は、アーノンクール流のとても徹底された綺麗な響きを感じられます。
少し学究的なところが感じられるアーノンクールですが、このアルバムではその姿勢が余り鼻につきません。
割とシンプルな構成の楽曲を、ちょっとだけバッハっぽく聴かせる演奏で、これはこれで心地よく聴けます。
録音
特筆するような音の煌びやかさとか、はっとするような響きが感じられる訳ではないですが、小編成らしい音の広がりが、とでも自然な感じがして好感触です。
声楽陣はブレスの音がよく聞こえるからと言うのもありますが、目の前で歌っているかの如きです。
その意味でも、かなり実在感があり、静かな教会で演奏されるミサ曲を生で聴いている雰囲気満点の録音です。
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余談ですが、このCDはかなり入手困難らしく、注文したのは去年の11月、届いたのは今年の4月でした...。
