cogito ergo sum Nikolaus Harnoncourt指揮

The Chamber Orchestra Of Europe(ヨーロッパ室内管弦楽団)


ピアノ協奏曲 イ短調 作品54

Martha Argerich (p)

1992年録音(ライブ)


ヴァイオリン協奏曲 ニ短調

Gidon Kremer (vn)

1994年録音(ライブ)




演奏 ☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ピアノ協奏曲

アルゲリッチらしい演奏です。

激しく、厳しく突き付けるような演奏で、心安らかに聴くことは出来ませんショック!

全体に情熱的すぎる程のピアノのタッチで、バックのオケもアルゲリッチに引っ張られるかのように刺々しさを感じます。


ヴァイオリン協奏曲

20世紀になって(正確には1937年)発見されたシューマンのヴァイオリン協奏曲。

楽曲的にはピアノ協奏曲ほどの魅力はないと感じますキティちゃん(|i|i|)

その上に、クレーメルのヴァイオリンは、かなり乱雑な演奏に感じ、笹くれだった印象さえ受けてしまいます。


アルゲリッチもクレーメルも余り好みじゃないのに、その二人がカップリングされたCDを買ってしまったのが間違いと言うものでしょう...しょぼん


録音 ☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲とは年こそ違いますいが、同じ場所で録音されています。

にも拘らず、大きく印象が異なります。

ピアノ協奏曲は、はっきり残響が過多で、ピアノもオケも残響に飲み込まれている感じですキティちゃん(>_<)

ヴァイオリン協奏曲は、残響などは普通ですが、強奏時には、かなり潰れた感じを受ける音で、安物のマイクロフォンを使っているのではと思ってしまうほどですむっ


双方の録音とも、本来CDをリリースする為に、演奏会を録音したのではなく、記録的に録音していた音源を使って、CDをリリースしたかのような印象を受けます。(事実関係は知りません、あくまでも印象です)


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