年末年始と、Luxmanのプリアンプ、C-1000fを試聴機としてお借りしていました。

近々、C-800fをお借りする予定なので、古い話ですが、おさらいとして記しておきます。


Luxman C-1000f


cogito ergo sum






ハイエンドの常ですが、現在使っているC-600fとは4倍の価格差ですあせる

が、勿論4倍も音が違うってことはありません。(そもそも音の良さを定量的には把握できませんよね)


一言で言えば、「大人の音」です。
オーディオ的には、


定位が優れている
奥行がある、故に立体的
S/Nは凄く良い感じ
ピチカートなどの立ち上がりは素早く綺麗

ですが、派手さは微塵もなく、音色にはやや陰りさえあります。

中高音には静けさの上に形作られるしなやかさがあり、金管の咆哮も、弦の強奏も全く五月蠅さを感じさせませんキティちゃん…ラブラブ
あくまでも「音楽」であり続ける再生です。


「オーディオ」を強く求める、即ち分解能の高さや定位の良さ、或いは音の粒立ちや個々の音の分離や音離れを求めすぎると、音楽が詰らなくなることがあります。
C-1000fはオーディオとしての品位の高さは感じさせますが、音楽を詰まらなくさせることは一切ありません。
録音の悪いソースを聴いた時、オーディオ的でありすぎるシステムでは音楽が詰まらなくなりますが、C-1000fは逆に悪い録音ソースから「音楽」を上手く取り出す感じです。
大袈裟に言うと、ソースから「芸術性」をちゃんと取り出せるプリアンプです。

特に弦のしなやかさ、瑞々しさは特筆できます。
静かな水面の上に、奥深い芸術が再現される感覚です。
派手さがないので、ハイエンドオーディオとしのて醍醐味や面白さには欠けますが、じっくり音楽を聴くにはふさわしい。


とまぁ良い事づくめのようですが、低音(極低音)には不満が残ります。
もともとTannoyは低域のコントロールが難しいと思うのですが、C-1000fでは低域が多少ダブつきます。
特に気になるのはティンパニで、少しモコモコした音になってしまいますキティちゃん(>_<)


C-600fは低音域がタイトですので、低音域だけはこちらの方が好みです。
もちろんSPのセッティング次第でしょうが、C-1000fでは、かなり苦労すること請け合いです(苦笑)


また、オーディオ的な派手さが全くないのもちょっと寂しいです。
(ここら辺がまだおこちゃまなんですかね...。)
クラシックは良しとしても、ジャズではオーディオ的な派手さを全く感じさせないのはちょっと詰らない。
クラシック9割、ジャズ1割位で聴いていますが、正直ジャズはクラシックにちょっと疲れた時に流します。
その時には多少は派手目の再生の方が楽しいのです。


まぁ、クラッシックを鳴らす時にはしっとり大人の音
ジャズを鳴らす時には多少派手目の生き生きした音
なんて器用なことのできるプリアンプなんてないのかもしれませんが...。