cogito ergo sum Hikary Hahn (vn)

Neville Marriner指揮 Academy Of St. Martin In The Fields

2001年録音


Brahms - ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

Stravinksky - ヴァイオリン協奏曲 ニ長








またまたヒラリー・ハーンです。ニコニコ

ブラームスのも、ストラヴィンスキーのも、好きなヴァイオリン・コンチェルトですので、是非ハーンでも聴いてみたいと思い購入しました。


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、元々長調で書かれているので、「暗さ、重さ」は感じさせない作品です。

作曲時期も第2交響曲の後、ブラームス45歳の乗りに乗っている頃はてなマークですので、ブラームスの楽曲の持つ、聡明なイメージが勝る曲と思います。


しかしそれを上回り、ハーンの演奏は、何か爽やかな中に凛とした響きを湛えたものです。

ハーンのヴァイオリンの音色は、私にはとても心地よい感触で、この曲でもそれを遺憾なく発揮してくれます。合格


ストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲も、無調ではありますが、かなり長調を意識させます。

「ニ長調」と記している場合もあるようですが...。

もう、第1楽章からかなり早いテンポで疾駆します。

そう簡単ではないであろうこの協奏曲をあの速さで演奏するのは並大抵のテクニックではない筈ビックリマーク

まさに、小躍りするような演奏です。


ブラームス、ストラヴィンスキーとも、ハーン21歳の時の録音ですが、その若さにして、テクニック的には大きな安心感のある演奏で、好みの音色である事もプラスして、楽しく聴けるアルバムに仕上がっています。

ハーンの演奏には、本人もかなり楽しんで弾いている事が感じられ、ここでもそれは十分感じられます。


ただ、ハーンに対する厳しい批判とて、「深みがない」とよく言われるようですが、それはその通りです得意げ

ただ、21歳で何の不安もないテクニック、美しい響き、深遠な芸術性を有していたら、そりゃ怪物でしょ!?


マリナーの指揮するオケは室内楽の編成のようであり、その事も、ここで披露される演奏が、爽やかで軽快な趣を見せるのでしょう。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SACD盤ですが、その割には...と言う感じしょぼん

音のホグレや奥行き感は、きっとSACDならではのものなのでしょうが、ただそれだけです。

余り、はっとするような音で聴こえる訳でもなく、もっと音の粒立ちが細やかで、立ち上がりも鋭い事を期待していたのですが...。


ハイブリッド盤ではありませんので、SACDに対応していないCDプレーヤーでは聴けません。

ただし、国内、輸入盤ともCD盤も販売されています。

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