試聴機として、ロクサンのプリ・アンプをお借りしました。

cogito ergo sum











画像はシルバーですが、お借りしたのはブラック・フィニッシュですニコニコ

自宅試聴機をご手配いただいたオーディオ南海西田辺店 さま、ありがとうございます。ペコリ


インプレッションをばビックリマーク


響きはとても力強いのですが少し冷たい印象で、「ヘアライン仕上げのステンレスの肌ざわり」と言った音色でしょうか。

良好なS/N比と相まって、残響音が極めて美しく、綺麗な佇まいで消えて行く響きに感動します。

描写能力は極めて高く、実に精緻に音楽を再生し、細かで微妙なニュアンスを見事に描き分けます。

だから、聴きなれたCDから新たな発見が出来ます。

まさに高品位なオーディオ機器


高音域は若干キツク、金管の咆哮などはちょっと五月蠅く感じたりも...。ショック!

滑らかさ、伸びやかさは余り感じられず、弦、特にヴァイオリンは「擦過音」を強く意識させます。

最近リファレンスに加わったモザイク四重奏団のハイドンですが

「モザイク四重奏団ってこんな音だったっけ?」って感じました。


低域はタイトで、ティンパニやコントラバスの強奏でも響きはぼやけません。

低音のボリュームも十分なのですが、豊かさは余り感じられません。

生々しい再生ですが、響きがクールなので、演奏に温度感を求めるなら、それは得られません。


美しい残響、そして実に細かくニュアンスを描き分ける処は非常に魅力的ですニコニコ

が、余り豊かさを感じさせない響き、耳にツク高域は減点ポイント。

ヴァイオリンに滑らかさ、伸びやかさを感じられないのでクラシックを聴くには...。

ジャズにはとても良いのではないかと思います。


High Fidelityでオーディオ機器としての凄さは強く感じます。

(画像をクリックして頂くと、ロクサンを扱われているハイファイ・ルネッサンスのHPにリンクしています)