cogito ergo sum Pierre Boulez指揮


ピアノ協奏曲 第 1番 Sz.83

Krystian Zimerman(p)

Chicago Symphony Orchestra 2001年録音


ピアノ協奏曲 第 2番 Sz.95

Leif Ove Andsnes(p)

Berlin Philharmonker 2003年録音


ピアノ協奏曲 第 3番 Sz.119

Hélène Grimaud(p)

London Symphony Orchestra 2004年録音


はっきり明言します、銘盤ですビックリマークビックリマークそれも超弩級の銘盤ですビックリマークビックリマークビックリマーク

あなたがもし、オーディオファイルで、クラッシック音楽がお好きで、バルトークが嫌いでなかったら...

このCDは絶対に『買い』ですビックリマークビックリマークビックリマークビックリマーク


演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


曲ごとにピアニストとオーケストラが違うという、ちょっとユニークな構成ですが、ピアノ協奏曲全集としてまとまりのあるCDになっています。

正直、ピアニストはともかく、オーケストラは第3協奏曲の途中まで、違う事に気がつきませんでした。

(ちゃんとジャケット見てから聴けばーって言われそうです、或いは耳が悪いんだねって...ショック!

録音場所も違うのに、曲ごとの違和感は全くありません。


第1⇒第2⇒第3と聴き進むことが非常に楽しいCDで、ピアニストやオケの変化もそうですが、曲自体の変化が楽しめます。

編成も小編成から大編成へと移り変わる(実際には2番と3番の編成の違いはないようですが...)。

曲の雰囲気も

第1:ジャズのジャムセッションのような雰囲気で弦が殆ど活躍しない

第2:室内管弦楽をバックにヴィルトゥオーソなピアノのための管弦楽

第3:大編成のオーケストラに支えられた協奏曲

と感じました。


クリスティアン・ツィメルマン(第1協奏曲)

一音一音が明確かつ主張を持った響きです。

音の芯も太いのですが、洗練された響きで、スタイリッシュです。

シカゴ響の「鉄壁の金管群」がこれまた素晴らしいですグッド!


レイフ=オヴェ・アンスネス(第2協奏曲)

ツィメルマンとは反対に、音と音とが奇麗につながり、優しいタッチ。

ただ、技巧は素晴らしく、単に優しいタッチというだけでなく、激しくも難しい第2協奏曲を見事に弾き切っています。


エレーヌ・グリモー(第3協奏曲)

女性らしい繊細で優しさのあるタッチですが、線が細いわけではありません。理知的なものも感じます。

或る意味一番ピアノ協奏曲らしいのが第3番と思いますが、ロンドン響の弦が3番では十分活躍します。


76分25秒もあるこのCDですが、各曲がそう長くもないこともあって、一気に興味深く聴き込めます。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


物凄い録音です目

物凄い迫力、物凄い臨場感、物凄い存在感合格

音の定位、左右の広がり、奥行き、立体感、色彩感、粒立ち、立ち上がり...。

何を取っても素晴らしいの一言に尽きます。

潤いを湛えながらも完璧な静寂から立ち上がる、はっと息を呑む音、音、音音譜

このCDを聴いていて寝てしまうには、三日三晩徹夜をした後でしかないでしょうにひひ


全体に非常に良い意味での響きの冷徹さを感じますが、バルトークのこの曲にはまさにぴったりです。

シンバル、スネアドラムを叩くスティックが見えるような、生々しさ...。

空気を揺るがすグランカッサ(大太鼓)の一撃...。

静寂を突き破るかのような金管の咆哮...。


オーディオファイルには堪らない1枚ですラブラブ!


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