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 ( レコード芸術 2017年9月号 記事 )
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( SACDシングルレイヤーディスク )   イメージ 3
( PHILIPS 835154AY 初期盤 )
レコード芸術誌の評価を参考にして高価なSACDシングルレイヤーディスクを購入し、一番聞きなれているヴァイオリンソナタ第5番「春」を手持ちの初期盤レコードと聞き比べました
SACDシングルレイヤーディスクを購入した目的は手軽に操作できるSACDはレコードと同じ質感で聞けることを期待して購入したものです。SACDを聞き始めて直ぐに、音はSACDでノイズも無いのはいいとしても、音が痩せているという印象でした。音が痩せているというのはヴァイオリンの響きが足りないということです。ピアノも同様に低音が出ていないのでプリアンプの低音増強を行うと改善されましたが、ヴァイオリンの音は改善はされませんでした。初期盤のレコードを聴くとヴァイオリンの響きが豊かでSACDとは数段音質が違うのが確認できました。
比較のために最近発売されている重量盤レコードとも比較しましたが、重量盤レコードの方がSACDに比してヴァイオリンの音が豊かに聞こえました。
レコード芸術誌の評価は「SACD化は大成功」と評価しているのですが、この評価者はオリジナルのレコードを聞いたことがあるのかどうか疑わしく思いました。レコード会社の商品を売らんかなの提灯記事ににまんまとはまったのかと感じた次第です。
オイストラフのベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ全集」はこのシングルレイヤーのSACDで聞けば済むのかなと期待していましたが、レコードで聞かざるを得ないかなと思いました。