レトロ風のグラフィックの話
二回目の登場となるディレクター兼グラフィッカーの池田です。
前回はクラシックダンジョンがうまれた経緯を書いてみましたので、今回はグラフィックについて書いてみます。
【グラフィックについて】
今はもうマスターアップしましたので画面写真として出ているものが完成版なのですが、見た目をどの程度レトロ風にするのかは、仕様決定のギリギリまで迷いました。
最初はファミコンと同じ制限で作った画面なども試作したりしました。ただ、スタッフ受けが悪かったこともあり、「じゃあ、ほどほどのレトロで」という形に落ち着いたのが現在の画面です。
キャラクターは低解像度で6色くらい。
ステータスなどの細かい表示が必要な部分は高解像度。
壁紙など、浮かせた方が情報が見やすい素材も高解像度。
武器と盾は、手にいれたときに嬉しいように高解像度。
あとは、なんとなくレトロな低解像度。
……で作られています。
簡単に言うと、「細かい方がゲームがプレイしやすくなる部分は高解像度」になっているというわけです。
プレイしてみると、懐かしいようなちょっと違うような不思議な感じがする物になったのではないかなと思っています。
あと補足ですが、ゲームのメインキャラは6色程度で描かれていますが、キャラメイクしたときのおえかきエディタでは15色まで使えます。
お手本のグラフィックの敷居を下げて、だれでもドット絵を楽しんで欲しかったからです。
公式PVなどに出ているフロンやエトナのキャラグラフィックはプロのグラフィッカーやドッターが描いたものではなく、アルバイトで参加してもらった素人の方が描かれたものです。
デバッグには主婦の方や別業種の方などに参加していただきましたが、おえかきエディタは皆さんが使いこなしておられました。
自分だけのキャラがお手軽に作成出きますので、発売されたら皆さんもぜひ自分だけのキャラを作ってみてください。