これから何回かに分けて備忘録的に透析までの流れを綴っていきます。自分には縁がないと思われる方も多いかと思いますが、私もその中の一人でしたから、こんなことになるのかという危惧感をもっていただければと思います。
腎臓に異常を知らされたのは、足の手術を終えて1年後の8年ほど前でした。尿蛋白が出始めて(+1)、何が原因かよくわからんのですが、要観察ということになりました。当時は腎臓病の指標であるクレアチニン値やカリウム値に異常がなかったわけですが、5年ほど前からクレアチニン値が2.0を超すようになり、じわじわと上がってきたのです。
それにつれて尿蛋白も+2まで上昇しました。もちろん、自覚症状は全くなく、気にすることもないかと思っていました。ただ、かかりつけの病院の医師が専門分野で見てもらうことを強く勧めてきましたので、紹介状をもらって市内のT大学病院の腎透析科に通院を始めました。
この大学病院、足の手術でお世話になったのですが、医師の質に当たり外れが多きく、形成外科にお世話になったときは男勝りの(こういう言いかたはセクハラになるかもしれないが)女医さんで、治すためには何でもやるといった意気込みを感じたのです。
これに対して腎透析科は患者を脅すことが第一のように感じられ、こちらの生活とかに全く興味ない医師ばかりみたいでした。確かに悪くなりゃ苦しい思いをするのですが、思えば、毎年のように転勤で担当医が替わりますので、最期までつき合い切ろうという気が無かったのでしょう。
大学病院の常として予約時間を入れてもそれから1時間以上待たされることは常識化していますが、ここは待っていると担当医がお茶のペットボトル片手に出ていくわけです。(当然、その間、患者は呼び入れられない)30分ほどして帰ってきて、ようやく再開したのですが、予約時間から2時間以上経ってようやく診察。
怒るのも大人げないと思って「今日は時間がかかりますねぇ」といったら、「山下さんの検査数値が悪くて何度もチェックしたから遅くなった」などと愚にもつかない言い訳をほざいた(オメエ外に出ていったじゃねえか)のでこの病院に自分の命を預ける気は失せました。そもそも13時にガラガラの検査室で血液検査して、毎回、1時間ほどで検査結果が出るのは知っていますし、前回とそれほど大きく変わっていないのにどこが異常なんだよ、と。
あとはこちらの生活状況や仕事の状況などに一切耳を傾けずに、やれ入院だ、手術だと言ってくる医師や、ほとんど罰ゲームとしか思えないような量の薬を処方され、毎食後、鬱になりそうでした。急速に体重が増えてきてもレントゲンを撮って胸水が溜まっていないかを調べもしませんし、水分の制限をしなければならないのに毎日2L水を飲めと言われたり・・・。
いま思えば、この数年間は無駄であったわけでして、まずは病院をきちんと選ばないといけません。大学病院は大学によりずいぶん経営スタンスが異なります。確かに電子カルテなどで情報伝達はしやすくなっていますが、結局、その情報だけで患者を満足させることはできないのです。その意味ではコミュニケーションの能力も意欲もないと、信用できませんわな。
そんなこんなで、11月で通うのをやめ、かかりつけ医に相談して、必要な薬を出してもらうことと、検査をお願いしたのでした。(以下次回)