出稼ぎ先の春期講習も担当授業は終了し、午前中から午後2時過ぎまで透析をして、夕方授業をするという経験を2日ほどしました。はっきり言うと、疲れます。透析をすることで、昨年11月以降と比べて、比較にならないほど体は軽く、事業のパフォーマンスも上がっているのですが、帰宅すると疲れ切っています。
約40日間の入院生活から退院して2週間も経っていないので、体力も十分回復していないし(気持ちでは回復していると思っていても。相当弱っていましたから)、透析自体が心臓に負担をかけますので、もう少し体が慣れるのに時間がかかるかもしれません。
受験生に教えるという、いわば私の「ライフワーク」は自分の生活の中では最優先にされていますので(金銭的な損得を考えたら、阿呆だと言われるでしょうが)、これが(短時間でも)不自由なくできるというのは私にとっての喜びであります。
ただ、それ以外のことになりますと、透析の肉体的負担はやはり軽視できません。10時から透析を始め、終了するのが14時半過ぎ、帰宅すると既に15時近くになっているのが普通です。そこから軽い昼食をとると、もう16時。一日の活動時間の半分が週3日潰されるわけです。
透析が社会生活、特に会社勤めをしている人にとって負担が大きいというのは、こうしたことにも原因があるのでしょう。透析自体は4時間でも前後40分は体重測定や検査、身支度でかかりますので、遅い時間までやっている透析病院を見つけても、仕事を早めに切り上げるか、残業もせずに病院に直行しなければならないのです。
私は自由業ですから、午前中の透析を選んでいますが、それでも帰宅してから仕事をするという気にはなれません。株取引も帰ったら市場は終わっていますし、朝、寄付きを見ても、10分程度しか動けません。
こうして、いろいろな意味で経済活動も制限されてしまっています。健康な時はナンで透析患者は「障がい者1級」扱いになるのか理解できませんでしたが、最近思い知ることになりました。
透析には多くの費用がかかるのですが、社会保険のおかげで自己負担はわずかで済みます。むかしは医療費が払えず亡くなったり、自ら命を絶った患者もいたそうです。多くの医療費がかかるので、かつて自己責任論を振り回して透析患者を悪者扱いしたアホがいました。
確かにⅡ型糖尿病から透析という人の中には、不摂生の結果といえる人もいます。(入院中もそういう方を目にしました)しかし、不摂生な生活をしても病気になる人もならない人もいますし(煙草を吸わなくても肺ガンになる人もいれば90歳過ぎまで元気に生きる人もいるのと同様)、私のように糖尿病の気配は欠片も無く。原因不明で腎臓だけ悪くなる人もいます。
病というのは、どんなに気をつけていても、全てを防げるものではないのです。歩いていて躓かない人がいないのと同様に、どこかで病魔が襲ってくるのです。入院中、なんでこんな若い人が、という方を見かけたり、その人に面会に来た両親が泣き出すのも目にしました。
病気というものに対する考えはまた改めてお話しますが、こんな事情から、本業のほうは、入院前から扱っている作業を除き、体力の回復を待つため、5月の連休明けまでは休業しようと考えています。透析がない日は健康的な活動ができますので、ここで社会的・経済的活動ができるよう工夫しようと考えています。