55.5 側道から幹線/本線への「合流(点)」

側道(side street/by-street)から斜めに入っていくことを合流する」と言っている。このことを英語ではmergeと表している。


55.6 行き止まり(道)

dead-endかdead endである。面白い表現ではある。


55.7 チビッコ通り

英国のスコットランドの州都Edinburgh市裏通りを歩いていた時、そこでは自転車は午後2:30から4:30までは乗り入れることが出来ず、代わりに子ども達がそこの車道いっぱいに思い思いの遊びに興じていたのであった。その裏通りの入口には、次のような掲示があった。

・Play Street 14:30-16:30 Weekdays All day, Saturday and Sunday


55.8 街中の坂道はhill

日本人は街中の「坂道」のことを「スロープ」と呼んでいる人がいるが、米国人は“hill”と呼んでいる。slopeは、自然の中の崖のところに自然に出来た坂道のことを表している、と言われたことがある。
55.4.「急曲がり道」;T-junction


「急曲がり道」とは、私の仮の造語であって、耳慣れないのは当然である。これは私に言わせれば、「急カーブ」であって、「急カーブ」よりもっと「急」なのである。

私は、オーストラリア、ニュージーランド、スコットランドなどの自然の中を、レンタ・カーで長距離ドライブしたものである。山岳地帯を進んでいくと、この「急な曲がり道」があり、カーブよりきついのでcurveではなく“bend”である。動詞bend(折り曲げる)から派生した名詞である。このbendが「急」であることを、まさかsuddenなどという形容詞には使えない。sharpなら良い。現に、そういうところで見かけた注意書きは次のようなものであった。

・Caution! sharp bend ahead

sharp bendより角があって、左右に直角に曲がって行く形状の道路は、文字T似ているので、“T-Junction”と呼んでいる(注)。


※小山田注:日本語では、正式には「丁字路(ていじろ)」であるが、最近では「T字路(てぃーじこ)」も使われつつある(役所や裁判所以外)。
55.3 「青」信号は “blue” lightではない(2)


かくして、米国では著名なFries教授と半年以上、国際文化会館内に用意された研究室で過ごすことになったのである。博士はその頃は「外国語としての英語教育」の開発に関心を持たれ、そのためには、学習者の母語と習得したい外国語とを、発音、文法、語彙、文化の各分野で比較対照し、そこに見られるズレというかギャップを心得ている必要がある、という説を提唱し、米国と日本との間を何回か往復するようになって以降は、日本語についても少なからず興味を持たれ、助手である私に時に質問されたのである。そういう質問の中に、以下のようなものがあったのである。

「日本人はblueとgreenの間の区別をしない、というのは本当か?日本では green leaves のことを『葉』と言い、traffic lights の green light のことを『信号』と呼んでいるそうだが…」

私は、次のように答えた。
「いえ、言語表現上の上からはそういうことになりますが、色自体の区別は認識出来ています。ただ、表現の慣用上はgreenを「青」と表しているだけで、これは日本語の歴史、特に語彙と連語の変化史の結果、そう決まってしまっているだけです」

この関連で、ある時、街での母親と4歳くらいの息子のやり取りが、信号待ちしていた私の耳に入ったのを紹介しておきたい。

M:「信号が青になったので、渡りますよ」
S:「青だって?ママ、おかしいよ。緑だよ。ママ、間違ってるよ」
M:「そういうことにしておきましょう。早く渡って」