(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)
91. 「わかりません」とI don't know
質問に答える時、わからない時ははっきりと答えるのは重要ですが、その時よく日本語話者は、I don't know.を使いがちです。
間違いではないものの、元々はknow(知っている)の否定形なので、「知らない」のニュアンスが強く、唐突に使うと失礼に響く場合があります。少なくとも、
(1)Well, sorry, I don't know.
のように、少し考えてsorryの一言を加えるなどすると良いでしょう。
他の表現としては、
(2)I'm not sure.
があります。これは、「確実ではない」というニュアンスで、答えに自信が無い時に使えます。唐突に言っても問題はありませんが、Well...やLet me see...を入れると、より理想的です。
(3)I have no idea.
は、「全く分からない」「見当もつかない」という場合の表現です。Oh, などという間投詞を入れて使えば良いでしょう。
なお、質問への答えだけではなく、「全く想像もしなかった」と言いたい時にも使えます。例えば、
(4)A: I changed jobs last month .(私は先月転職しました)
B: Oh, I have no idea!(それは全く知らなかった。予想もしていなかった)
のように、I haven't expected that! などと言わなくても伝わります。
なお、「転職する」change jobsは、「列車を乗り換える」change trainsや「握手をする」shake handsなどのように、名詞に複数形のsがつくことに注意する必要があります(jobでいえば、前職と現職の2つあるからです)。