(今回も、私小山田が感じたことを雑多につづっていきます)


62.2気をつけたいカタカナ語2(クレーム)

今回は、「クレーム」を取り上げます。

よく、「言いがかりをつける人」を「クレーマー」などと言いますが、当然通じません。
英語のclaimは「(意見などを)主張する」「(当然のこととして)要求する」の意味で、
おそらく後者の意味が悪い意味で広がったと思われます。

「文句を言う」は、動詞ならcomplain、名詞ならcomplaintを使います。

(1)He complained to me that he bought counterfeit.
(彼は偽物を買ったと私に文句を言った)
(2)She is always making a complaint about her dog.
(彼女は自分の犬のことでいつも文句を言っている)

なお、complainには「病状を訴える」、complaintには「病状の訴え」の意味もあります。

(3)She complained of stomachache.
(彼女は腹痛を訴えた)
(4)The patient's chief complaint was alternate numbness in the right and left upper arms.
(その患者さんの主訴は、左右の上腕が交互にしびれることです)