24.2(b)初対面の後、別れるときの決まり文句は?
初対面の後のことであるから、時系列的には過去のことになる。
そこで、24.2.(a)のmeetをmetにすればよいように思えるかもしれないが、構文法的にはto meetをto metにすることは出来ないので、代わりに to have metと表すことになる。
先の(1)(2)(4)を、今のように変形することになる。
(1’)It's nice to have met you.
(2’)It's a pleasure to have met you.
(4’)I'm glad to have met you.
I'm happy to have met you.
[注] これらの諸表現中のhave met は、“~'ve met”と短縮形で話されるのが普通。
また(3)の“It's nice to know you.”は、動詞know自体がmeetより継続的意味を持っているので、必ずしもhave knownとしなくてもよい。
[補]上掲のIt's nice to meet you,/ It's nice to have met you. の代わりに
“It's nice meeting you.” とも言う(つまり、It is ~to V...の他に、It is ~Ving...という文型があるからである)。
24.2(b)会うのが二度目以降の時の挨拶表現
先の24.2(a)[注]でちょっと触れておいたように、初めての出会いを強調する必要はないので、動詞meet よりも軽い動詞 see を使えばよい。
それで、例えば次のように言っている。
“Hello. It's nice to see you agein.”