前回に引き続き、間違いやすいカタカナ英語をピックアップしていきます。
e. スマート → slim
均整の取れた体をしている人を指して、「あの人はスマートだ」と言いますが、
英語のsmartは、「賢い」という意味です。日本語のスマートを言う時は、slimを使います。
なお、skinnyは「ガリガリの、やせこけた」の意味になるので、ほめ言葉にはなりません。
f. ヒップ → bottoms
日本語の「ヒップ」と英語のhipは指す場所が少し異なります。
背中(back)の下から、lower back(腰)→waist(くびれた部分)→hip(腰骨の辺り)で、
その下の柔らかい部分は、bottomsと言います。ちなみに、buttocksは専門用語で、
日本語で言う「臀部」です。
g. モーニングサービス → breakfast
喫茶店で、朝食が比較的安い値段で食べられることを「モーニングサービス」と言いますが、
英語のmorning serviceは、「朝の礼拝」という意味になります。そもそも、欧米では日本で言う
モーニングサービスの習慣が無いので、あえて訳すとしたら、普通に朝食を表すbreakfastです
(breakfastは、fast「断食」をbreak「破る」から来ました。寝ている間は物を食べないので)。
なお、Brighton Serviceと書いてある列車は、「ブライトン行」という意味です。
h. タラップ → ramp
飛行機から降りる「タラップ」は、全く英語ではありません。
うっかり言うと、「わな」を表すtrapと間違えられるかもしれません。
おそらく、(plane) rampを聞き違えたのでしょう。
船のタラップは、ramp way、高速道路のランプはexpressway rampと言います。
なお、高速道路を表す「ハイウェイ」もカタカナ英語です。
上記のexpress wayの他には、express highway, high-speed way,
free way(無料の場合), motorway(英)などを使います。