英語では、ほめ言葉が多用されますが、良かれと思って言った言葉が、必ずしも相手にとって気持ち良く響くとは限りません。
例えば、「あなたは可愛いですね」と言うつもりで、
a. You are cute.
と言うと、馬鹿にされているように響きます。cuteは、大抵赤ん坊に対して使うことが多いからです。
b. You are pretty.
と言うと、日本語の「可愛い」とは、ニュアンスが異なり、外見の美しさをほめています。
c. You are beautiful.
d. You are lovely.
これらが適切でしょう。beautifulは「整った美しさ」を、lovelyは「内面からにじみ出る美しさ」を表すので、特に女性に対して使うと喜ばれることが多いです。
また、handsomeも、「男性的に整った美しさ」を表現します。
人に作ってもらったりおごってもらった食べ物が美味しかった時、よく
e. It is delicious.
が使われますが、これはかなり大げさに響きます。むしろ簡単に、
f. It is good.
g. It tastes good.
h. It is tasty.
などのほうが適切です。
「今日は楽しかった」と言いたい時、よく
i. I enjoyed today.
と、enjoyを使いたがる人が多いですが、相手への感謝の気持ちを表現する時には使えます。
ただ、お世辞に響くことがあるので、
j. I had a good time today.
k. I had a nice time today.
などが自然です。