鉢呂とかいう経済産業大臣が辞めた。

それも、記者に自分の着ていた服を擦り付けて「放射能つけた」で、なんだそうだ。

しかし、こんなのは庶民の日常では悪ふざけの一つだろう。だから、これぐらいで目くじら立てるな、もっと庶民的感覚になれ、という人がいても不思議ではない。なぜなら、テレビの、たとえば有名司会者「みのもんた」なんぞからは、庶民的なければ人間に非ず、庶民の心を大事にしろ、みたいな言動をしょっちゅう聞かされるからだ。だから選挙に当選するには庶民的であることが必要なのであろう。しかし、庶民に政治をやらせたところで、何もできないのが庶民だ。それが、いや市民運動だ、といっても同じようなもの。本来政治は多方面からの高度な知的洞察力、強い徳をもった集団でなければことは本来の政治は進まぬ。しかし、今の日本、みての通りの、このような幼稚でお粗末な混乱が出てくるだけ。それだけのことだ。庶民の党、民主党の無策な政治がこれなのである。


だが、最大野党自民党にしたって、石原なる自民党幹事長も、安易に『歴史的必然』など、ヘーゲル左派、マルクスの亜流のようなことまで言う。石原は本当にこのヘーゲルに始まる、疑問だらけの歴史観を学び、深い理解のもとの発言だろうか、どうもかっこだけのいい加減なお粗末な感じを強くする。聞きかじりだけの付け焼刃的幼稚さの表れにしか思えない・・(これもまたいつか説明しようと思っている)


もう、テレビのコメンテーター解説者など、庶民的でなければ視聴率がとれない。庶民感覚がそんなに重要なのかとつい思うのだが。ただ、これは選挙も同じで、庶民的なる政治家先生をばかり当選させ、そしてできもしない政治を行う。これが今の日本だ。結果、お粗末な日本の政治、これは至極当たり前の結果なのだ。



本当は今こそ、本当の強力なプロが必要なのに、もうプロはほとんど日本から消された。


いまは「放射能つけた」と悪ふざけをする、バカで無能な政治家ばかりが政治の場を占拠している。


これでは日本がつぶれるのは当たり前。


ここでプラトン「クリトン」の言葉を思い出す。

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もし大衆が、どのような悪でも実行できるのならば、どのような善でも実行できるはずなんだ。もしそうだったらどんなにすばらしいだろう!けれども、現実には、大衆にはどちらも実行できっこない。なぜなら、大衆を賢くしたり愚かにしたりすることはできないからなんだ。大衆がやることは、気まぐれでいい加減なんだよ。(44d)

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