寺山修司という作家が、かつて『書を捨てよ、町に出よう』と言う書(本)をだした。
この人、ちっとばかり、若者受けすることを書くので、演劇やアングラ音楽などに留まらず、多くのものの考え方に影響を与えた。ちょっと斜に構えた、暗く不可思議な雰囲気があるので、人気があった。かれの暗い雰囲気を楽しむ人は多いが、日々の明るい生活には役立たない。
しかし、かれの流行で勉強好きの学生が、急に過激な学生運動に参加し、中には無惨で不幸な死を迎えた学生もいたと聞く。
私の見方だが、彼は暗さの中途半端な所で遊び、中途半端な物を書いているので、実にこまった奴だと思っている。彼の暗さを求めて、地下への梯子を降りて行ったが、梯子は壊れ、地上には戻れず、かといって、地下での生活も示さない。寺山修司って奴は、おれはとんでもない、真面目ぶった、イカサマ師と思っている。むしろ偽善者的悪党と思っている。勿論、演劇のような、イカサマも芝居の内だから、その中途半端な暗さから抜けきれず、一生愚かで苦しい、浮かばれない役者人生で終わるものも多いだろう。

私は寺山のように『書を捨て』させ、その後の暗い生活のことなど知らないよ、みたいな態度は実に気に入らない。
確かに、いまは寺山のいう通り、書を捨て者たちばかりだ。一生懸命に本を作る出版社はばたばた潰れ、貴重な文献すら読めなくなった。このインチキ寺山の言った通り、書は捨てられた。しかし、日本の知的レベルは、かつて世界でも目を見張るものがあったが、今は知的レベルといえば、惨澹たるところだ。
寺山修司など、ろくでもない奴だ。こんな奴に振り回され、酷い状況がある。

暗いなら、徹底して暗さを追及してみろ。例えばドストエフスキーなど読んでみろ。そこまで徹底して暗さ追及してみろ。耐えきれず狂うか、または本当の光を見い出すかのいずれかだ。

ま、寺山のようなインチキな奴に騙されず、
『喧騒の町を出でよ、書を読もう』だ!


(^-^)


*参考


寺山修司作詞 「時には母のない子のように」

http://www.youtube.com/watch?v=sIl6AE0hf5M


文部省検定済 教科書にも載っています。結構寺山にひかれる人は多いのでは??