明治の後半期になると、国家の形か出来始めることになる。日本を取り巻く近隣の情勢は多くは朝鮮半島の外国勢力の動きだった。それまで半島の宗主権を持っていた清だが、ロシアは不凍港を求めて半島への南下をねらい、その南下を防ぐ意味でも日本は朝鮮の開国後の軍制支援をと進出始める。何れにせよ、朝鮮半島は清、ロシア、日本に蹂躙されることになる。朝鮮での農民戦争(東学の乱)に清、日本が派兵し、その衝突が日清戦争(1894)の発端である。陸戦でも海戦でも日本が勝利した。これによって外国勢力に認められ、治外法権などが改めてられてゆく。また大陸や半島でのロシアの影響嫌うイギリスは日英同盟を結び、ロシアと対峙する。ロシアは朝鮮北部に軍事基地を設け南下政策を始めるが、これは日本への脅威となり、開戦を決意する事になる。陸戦では日本の優位となり、ロシアはその補強の為、バルト海にあるバルチック艦隊約40隻を日本海に廻すことにする。これを阻止するため東郷平八郎を司令長官とする日本の連合艦隊が対馬沖で待ち受け、海戦となる。このときの作戦参謀が『坂の上の雲』の秋山真之である。この時秋山のとったのが瀬戸内水軍から受けT字戦法である。これにより世界の海戦史上例の無い、バルチック艦隊のほぼ総てを沈める一方的大勝利をおさめることになる。これで日本の国力はもう精一杯になりながらもなんとかポーツマス条約を結び戦いを終わらせた。しかし、国民民衆はこれに不満をもち、日比谷焼き討ち事件などの暴動がおこった。これが民衆のあらたな反政府運動の始まりかもしれない。